エアコン、電子レンジ、ドライヤー…現代生活に欠かせない家電たち。しかし、これらを同時に使うと突如訪れる暗闇。「またブレーカーが落ちた…」という経験、皆さんにもあるのではないでしょうか。
60Aまでは電力会社に電話すれば、基本的にすぐに切り替えができるのだが、10kVA契約は工事が必要。
第二種電気工事士の免許があればいけるだろうと思って、DIYで挑戦してみた。
60A契約と10kVA契約の違いとは?
まず、変更する理由や基本的な違いを整理してみます。ポイントは「供給方式」と「使える電力」です。
- 60A契約(従量電灯Bなど)
- 家庭向けの一般的な契約。
- 一度に使える電力量が制限されており、超えるとブレーカーが落ちます。
- 10kVA契約(従量電灯Cなど)
- より多くの電力が必要な家庭や小規模な事務所向け。
- IHクッキングヒーターやEV充電器など、電気を大量に使う設備の導入がしやすい。
基本料金は毎月1,000円~1,500円程度上がりますが、快適な暮らしのためには十分に価値のある変更です。
DIYのハードル:「電気工事店」としての登録・申請
DIYで最も手間だったのは、実際の電気工事ではなく、東京電力への申請手続きでした。個人ではなく、「電気工事業者」としての登録が求められました。
非営利なら「個人事業者」として登録可能
電気業者として営利目的でなく、自宅の工事等の場合は主任電気工事士の設置が不要です。そのため第二種電気工事士の免許さえあれば、自分を「電気工事店」として登録し、申請が可能です。ちなみに主任電気工事士は3年以上の実務経験が必要なのですが、これって個人でやってるDIYも経験に含めて良いのかは謎です。
実際に提出した書類一覧
① 東京電力エナジーパートナー向け
- 電気工事インターネット申込システム利用申請書(ID・パスワード取得用)
② 東京電力パワーグリッド向け
- 電気工事店登録届出書
- Web申込システムユーザー情報登録票
- 幹線結線図
- 構内平面図
- 付近図(Googleマップのスクリーンショットで可)

構内平面図

CADとかは使わず、ありもので作りました。
工事の実際:幹線の確認と漏電ブレーカーの交換
書類が受理されると、東京電力が屋外の引込線工事を行い、続いて屋内の工事に入ります。
最重要ポイント:幹線ケーブルの確認
メーターから分電盤までのケーブルが細い場合、10kVAに耐えられません。幸運にもこのシェアハウスでは容量十分な「14sq」のケーブルが使われており、交換不要でした。
DIYを考えている方は、必ず事前にケーブルを確認してください。
漏電ブレーカー交換
漏電ブレーカーを50Aのものに交換して工事完了です。今回工事したのはこの部分だけで、あとは書類作成ばかりでした。
結論:業者に頼んだほうが良い
この先も工事するか分からないに電気工事店として登録するのは手間がかかるため、おすすめしないです。ただ年会費とかはかからないので、時間が有り余っていて費用を抑えたいならDIYでやるのはありです。
書類作成に関しては専門用語がいろいろ出てくるが、AIに聞きながらやればなんとかなります。

